各種予防接種

インフルエンザワクチン接種について

インフルエンザワクチン接種についてインフルエンザの予防接種を受けることで、発病や重症化、死亡といった健康被害のリスクを下げることができます。またワクチン接種は、インフルエンザの流行を抑制するために役立つという社会的な効果も持っています。

ワクチンとは

ウイルスに感染すると人間の身体はそのウイルスを排除する抗体を作り、次に同じウイルスが侵入してきた際に排除するという仕組みを持っています。ワクチン接種はこうした免疫の働きを利用するもので、ウイルスの安全性を高めたワクチンを取り込むことで、そのウイルスが入ってきた時に排除できるように準備しておくものです。
日本国内では、不活性ワクチンという安全製の高いインフルエンザワクチンが使われています。

インフルエンザ予防接種の効果

インフルエンザワクチンの予防接種を受けると、免疫のメモリーB細胞がインフルエンザウイルスの特徴を記憶します。これによって次に身体の中にインフルエンザウイルスが侵入してきた時には、抗体を作って攻撃できます。

ワクチンの接種をしていても、インフルエンザワクチンの感染を完全に防ぐことはできません。身体の中に入りこんで感染した時に効果を発揮し、体内で作られた抗体で撃退するため重症化を防ぐことができます。

ほとんどの場合、感染が広がる前に抗体がウイルスを撃退するため感染していることに気付かないまま治ってしまうことが多く、多少の症状が現れたとしても重症化を防いでくれます。

子どもとインフルエンザワクチンの効果

子どもとインフルエンザワクチンの効果大人のインフルエンザワクチン接種は1シーズンに1回ですが、子どものインフルエンザ予防接種は基本的に2回接種となります。いくつかの理由から、子どもはインフルエンザの免疫が付きにくく、そのため2回の接種が必要になります。

生後6か月までは、母親からの免疫が残っているためインフルエンザにはかかりにくいとされています。その効果が切れ始める生後6か月から3歳までは、まだ免疫が未熟な状態です。乳幼児は免疫力が未熟なのでワクチンの効果もつきにくい傾向があります。そのため、ワクチン接種は2回打つことで免疫力を高めていきます。乳幼児へのインフルエンザワクチン接種はインフルエンザ脳炎・脳症といった重症化を予防する効果が期待できます。

13歳以下で2回の接種となっています。3歳を超えると免疫機能が整ってきますが、インフルエンザウイルスにさらされた経験が少ない可能性が高いため、免疫をより強化するには2回の接種が必要です。

13歳以上になれば免疫力も上がり、抗体が作られた経験があるため1回の接種で十分な効果を発揮します。そのため、大人のワクチン接種は1回で良いのです。ただし高齢者などで免疫力が低下している方は、成人でも2回の接種を受けるようおすすめしています。

インフルエンザ予防接種が受けられないケース

インフルエンザの予防接種は、ほとんどの方が問題なく受けることができますが、体調やアレルギーなどにより、受けられないケースもあります。

下記に該当する方は、一度かかりつけ医師に相談しましょう。

発熱

熱が出るということは、感染などを起こして免疫反応が活発な状態であると考えられます。インフルエンザワクチン接種でも免疫反応が引きこされるため、お体への負担が大きくなる可能性があるためワクチン接種を避ける方が安心です。

急性疾患

体調が悪く、免疫反応を起こしている可能性がありますので、予防接種は避けてください。また、慢性疾患の症状が強く出ている再燃期も避ける方が賢明です。

卵アレルギー

日本のインフルエンザワクチンは世界的にみても安全性が高く、原料である鶏卵が含まれている量も1ng程度と極めて微量です。ただし、鶏卵に対する重度のアレルギーをお持ちで、過去にアナフィラキシーなどを起こしたことがある場合には、インフルエンザワクチン接種を避けた方が良いと考えています。

妊娠中のインフルエンザ予防接種

妊娠中のインフルエンザ予防接種妊婦さんがインフルエンザにかかって胎児に感染するという可能性はありません。妊娠しているとインフルエンザに感染した際に重症化しやすい傾向があり、体調が悪くなることで切迫流産などにつながる可能性もあります。そのため、妊娠中のインフルエンザワクチン接種が推奨されています。特に妊娠4か月を過ぎている場合には有効性が高いとされています。
なお、インフルエンザワクチンは不活化されているため、ワクチンが胎児へ及ぼす影響はないと考えられています。

予防接種を受ける回数

インフルエンザワクチンは年齢により必要な接種回数が変わります。
13歳以上であれば、これまで何度かインフルエンザウイルスに感染しており、免疫力を多少持っているため1回の予防接種で十分な免疫力に補強されます。成人の場合は、1回接種の予防効果が64%、2回接種は94%と報告されており、より高い予防効果を得たい場合には2回接種がおすすめできます。2回接種の場合には、間を4週間ほど空けて行うことが望ましいとされています。
12歳以下の子どもの場合には、免疫力がまだ未発達であり、インフルエンザに感染したことがほとんどないと考えられるため、2回の接種が必要です。受験生、仕事を休めない方、気管支の持病を持っているなど、13歳以上でもインフルエンザ感染によるリスクが高い方は2回接種が効果的です。また、65歳以上の方も、肺炎などの合併症で重症化しやすいため、2回の接種をおすすめしています。

接種回数の目安と期間

6か月以上3歳未満

 1回0.25ml 2回接種※間を4週間ほど空ける必要があります

3歳以上13歳未満

 1回0.5ml 2回接種※間を4週間ほど空ける必要があります

13歳以上

1回0.5ml 1回接種

65歳以上、あるいは13歳以上でリスクの高い方

 1回0.5ml 2回接種※間を4週間ほど空ける必要があります

肺炎球菌感染症予防接種(高齢者)について

肺炎球菌感染症予防接種(高齢者)について習志野市では、平成27年度より「肺炎球菌感染症予防接種」の対象を65歳以上の初めてこの予防接種を受ける人に拡大しています。生年月日によって利用可能な医療機関が異なりますので、詳しくは下記よりご確認ください。 接種してからの経過年数を問わず、既に接種されている人が受ける場合は制度の対象になりません。

自己負担金

2,000円(生活保護世帯に属する人のみ免除)

他の予防接種との関係

肺炎球菌の予防接種をした後、1週間以上の間隔をあけると別の予防接種(インフルエンザ予防接種など)を行うことができます。
医師が必要と認めた場合は2種類以上(肺炎球菌とインフルエンザなど)の予防接種を同時に行うことができます。

clintal名医を本気で探している人のための検索サイト Dotors File vol.15246崎谷康佑院長さきたに内科・内視鏡クリニック(習志野市/津田沼) 当院のご案内 詳しくはこちら
津田沼 健康診断・人間ドックNAVI 監修 さきたに内科・内視鏡クリニック