アミノインデックス検査

アミノインデックス® リスクスクリーニング(AIRS)

当クリニックではアミノインデックス検査を実施しております。通常の自費診療として、また、健康診断や人間ドックのオプションとしてもお受けいただけます。
アミノインデックス検査(AIRS)とは血液中のアミノ酸濃度バランスから、現在の健康状態やさまざまな疾患リスクを評価する検査です。

AIRSには、がんになるリスクを調べるがんリスクスクリーニング(AICS)と、生活習慣病になるリスクを調べる生活習慣病スクリーニング(AILS)が含まれます。

一回の採血で簡単に病気のリスクを調べられるAIRS検査の特徴

3大疾患であるがん・脳卒中・心疾患は、日本人の死因の50%以上を占めています。1回採血(約5ml)による簡便な検査で、現在のがんの可能性や、将来脳卒中・心筋梗塞や糖尿病を発症するリスクなどを評価することができます。

  • 血液中のアミノ酸濃度測定による全く新しいタイプの検査
  • 一度の採血(5cc)で複数のがんの評価ができ、早期がんにも対応
  • 採血による簡便な検査で、健康診断や人間ドックで同時に受診
  • 検査結果は2週間程度で届きます

がんリスクスクリーニング(AICS)の対象

1度の採血で、膵臓がんを含む、複数(男性5種、女性6種)のがんに現在かかっている可能性を同時に検査できます。
早期のがんにも対応しています。
AICS®は下記年齢の日本人を対象として開発された検査です。

検査項目 対象となるがんの種類 対象年齢
男性AICS
(5種)
胃がん、肺がん、大腸がん、膵臓がん
25歳~90歳
前立腺がん
40歳~90歳
女性AICS
(6種)
胃がん、肺がん、大腸がん、すい臓がん、乳がん
25歳~90歳
子宮がん、卵巣がん※
20歳~80歳

※子宮がん・卵巣がんについては、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんのいずれかのがんであるリスクを評価することはできますが、それぞれのがんのリスクについて区別することはできません。

生活習慣病リスクスクリーニング(AILS)の対象

以下の3つのリスクを評価します。

  • 10年以内に脳卒中・心筋梗塞を発症するリスク
  • 4年以内に糖尿病を発症するリスク
  • 大切な栄養素である必須・準必須アミノ酸が血液中で低下していないか

AILSは20歳~80歳の日本人を対象として開発された検査です。

評価項目 評価内容 対象年齢
AILS(脳心疾患リスク) 10年以内に脳卒中・心筋梗塞を発症するリスク 30歳~74歳
AILS(糖尿病リスク) 4年以内に糖尿病を発症するリスク 20歳~80歳
AILS(アミノ酸レベル) 血液中の必須アミノ酸、準必須アミノ酸の低さ 20歳~80歳

受診の方法・注意

  • AIRS検査は事前のご予約が必要です。
    他の採血や人間ドック、健康診断と同時に行うことができます。
  • 検査の前8時間は、水以外(食事、サプリメント等)は摂らないでください。
  • 検査当日朝の運動はお控えください。
  • 検査当日のお薬の服用方法については、事前にご相談ください。
  • 検体回収の都合上、午前中に採血させて頂きます。

アミノインデックス検査(AIRS)の料金

料金:30,000円(税別)(自費の診察料を含みます)
この検査は自費診療となり、健康保険は適用されません。

Q&A

Q:アミノインデックスリスクスクリーニング(AIRS)では、どのくらい採血されるのですか。

5mL(ミリリットル)程度です。

Q:食事をしていなければ、午後に採血してもいいですか。

午後に採血すると検査結果に影響があることが分かっており、おすすめできません。午前中の採血をお願いしております。

Q:常用している薬は、どうしたらいいですか。

薬剤が検査結果に及ぼす影響は分かっておりませんので、当クリニックでは検査当日採血前の服薬は止めていただくことが多いです。個別にご相談の上、その指示に従っていただきたいと思います。

Q:アミノインデックス®リスクスクリーニング(AIRS®)は一度受診すればよいのでしょうか。

AICSは、採血を行った時点でのがんである可能性、AILSは採血を行った時点から10年以内に脳卒中・心筋梗塞を発症するリスクと、 4年以内に糖尿病を発症するリスク、および現在の血液中の必須・準必須アミノ酸の低さを評価する検査です。生涯にわたってのリスクを予測するものではありません。

Q:がんについての結果はどのように報告されますか?

それぞれのがん種について、がんに罹患している可能性を0.0~10.0の数値(AICS値)で報告します。
数値が高いほど、がんである可能性が高く、「ランクA」「ランクB」「ランクC」の3段階で表示されます。
ランクA:通常よりがんである可能性が低い(0.3~0.7倍)
ランクB:やや高い(1.3~2.1倍)
ランクC:高い(4.0~11.6倍)
ランクCはそれぞれのがんについて精密検査をおすすめします。

Q:アミノインデックス®リスクスクリーニング(AIRS®)は、外国の方でも受診できるのですか。

AIRS®は、日本人のデータにより研究開発を行ったため、日本人以外の方が受診された場合、検査の精度を保証することができません。外国の方の検査結果は報告されますが、評価対象外となります。

Q:アミノインデックス®生活習慣病リスクスクリーニング(AILS®)または、アミノインデックス®がんリスクスクリーニング(AICS®)のみを受診することはできますか。

当クリニックでは両方セットでの検査を行なっております。

Q:アミノインデックス®がんリスクスクリーニング(AICS®)は、がん既往歴がある場合でも、検査対象となりますか。

がん既往歴がある方でも、AICS®が高値を示す事がある可能性をご理解いただいた上で、受診いただくことは可能です。

Q:アミノインデックス®リスクスクリーニング(AIRS®)を受診すれば、他のがん検診、脳卒中・心筋梗塞や糖尿病に対する検査を受けなくても大丈夫ですか?

AIRS®は、全く新しいタイプのスクリーニング検査であり、血液中のアミノ酸濃度バランスから現在がんである可能性、10年以内に脳卒中・心筋梗塞を発症するリスクや4年以内に糖尿病を発症するリスクを評価する検査です。
従来のがんの検査や、脳卒中・心筋梗塞や糖尿病に対する検査と併用することで、ご病気の有無や今後の身体の状態を多角的に見ることができます。

Q:アミノインデックス検査でがんの見逃しの可能性はありますか?

偽陰性のない検査はありません。AICS®検査も、がんであるリスクを評価するものであり、がんの有無を直接調べる検査ではありません。ただし、異なる検査を受けることで見逃しを減らせますので、AICS®でランクAであっても通常のがん検診は受けていただくことをお勧めしています。

Q:アミノインデックス検査は妊娠中でも受けられますか?

妊娠されている場合、血液中のアミノ酸濃度は全般的に低下するためAICS値に影響がありますので、検査対象外です。

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